俺は車中の客だった。電車の椅子でウトウトとしている時にそれは起こった。昨夜の夜十時頃、名古屋から寝台列車に乗車して出張で広島に向かう途上で起こった。
夜行の寝台列車、映画で見る程には情緒もロマンチックな風情も無い。狭いシングルのベッドで、俺は2段目を取った。一段目は二段目の乗客がトイレとかで乗降する度に、その気配で起こされてしまう。一度は乗ってみたい寝台列車だが、二度三度と乗りたいとは思わない。夜十時頃、名古屋を出発し、到着は翌朝の九時過ぎ。カタコト、カタコトと単調な響きを聞きながら、長い長い夜行列車の旅。
翌朝、六時前後に狭いベッドから夜行客は追い出され、一般乗車客と同じ直角椅子に座らさせられる。七時過ぎ頃から通勤客で列車はラッシュになる、八時を過ぎる頃から徐々に客は減り始める。立っている乗客の数もかなり減った頃、俺は寝台車のベッドで余り寝つかれなかった影響もあり、うとうとと半睡状態、だらしなくも太ももを広げて寝ていた。
そんな時半睡状態の時、俺の広げた太ももの内側に何かが入ってくるのだ。人の太ももが、俺の股間に入り込んで来る?大して混んでいないのに何で?俺は薄目をあけて立っている乗客を見上げた。二十代後半と思われる、長髪で細身の女の胸が眼前に迫っている。ロングスカ-トの中の女の太ももが、俺の太ももの付け根に食い込む。他の乗客は気づかない。俺が目を覚ましたのを彼女も気づいた。たまに列車が大きく揺れる時、彼女の胸が俺の顔に当たる。わざとしているかのようだ。目立たないように、彼女の太ももが上下に動き、俺の太ももの付け根のあれを撫でる。俺を襲いながら楽しんでいるのだ。大きく列車が揺れる、彼女の顔が俺の耳元に近づく。フ~ッ-と俺の耳元に欲熱の息を吹きかける。他の乗客に気づかれないくらいの小さな声で「あァ-..」とうめく。だんだん大胆になってきたのか、俺の反応を楽しみながら...、次に大きく列車が揺れた時は、俺の耳元に小さな声で「いいのよ!触って!」と囁く。俺の右手がロングスカ-トの上から、女のあそこをまさぐる。俺の指があそこを突く。女の顔が次第に紅潮していく。十数分、女が俺の下半身をいたぶり楽しんでいる間に列車は広島駅に近づく。俺の降車の気配を感じたのか、女の顔が俺の耳元に近づく、小さな声で「これからイイデショ!?」と囁く。俺は驚き、一瞬迷う、今日の午前中には客先に入る予定なのだ。悪魔の囁きが俺の頭の中でグルグル回り俺を翻弄。客先に電話で一日延ばせよと。
広島駅に列車が着く。女は無言で俺の腕を掴むようにして降車、まるでカップルのように。駅前のタクシ-を捕まえ、女は恥ずかしそうに小さな声で、ホテルらしき名前を告げる。「おぃおぃ」と俺は心のなかで呟く。タクシ-は十数分でホテルに着く。ひっそりとした目立たないホテルだ。女は無言で俺を先導し部屋に入る。俺がベッドに座るやいなや、女が脱ぎ始めた。白く細い。女は脱ぎ終わる間もなく俺を押し倒す、ベッドの上で押し倒された俺の上に強引におおいかぶさる。俺は、あわててパンツを脱ぐ。女の右手が俺のあそこを握る。女の顔が俺の顔に被さる。女の舌が入る。女の舌が生き物のように俺の舌にからみ包む。俺のあれを握った女は、自身の陰部に導く。「入れて!」と小さな声。たまらず俺のあれが、うなるように女のあそこに侵入。「ウッ-」と女が呻く。
その日は日中軽い昼食を部屋でとる以外、何度も何度も女は欲っしてきた、俺もこたえた。「こんなに長くて太いのはじめてだわ!形もいいわ!」と女は俺のあれの頭をなでながら、愛おしそうに、そしてやや恥ずかしげに笑うのだ。夕方、何度目かの最後の合体後、女は俺の下半身をさすりながら別れ難いのか「サヨウナラ!」と笑って言った。俺というより、俺のあそこに別れを告げているようだ。昼間はOL、夜はクラブで時々働くと言う。金のためというより、店の客の気に入った男と楽しむためのようだ。3度の食事より好きだと笑って言う😁
その後二度とその女と会うことは無かった。だが、今でも俺は、広島と聞くと、なぜか下半身がうずくのだった😁。