ショ-ト小説 その1 「夢は昼開く!出張の途上で遭遇するハプニング、いいのかいいのか、そんなこと?
*俺は襲われた!?* 俺は車中の客だった。電車の椅子でウトウトとしている時にそれは起こった。昨夜の夜十時頃、名古屋から寝台列車に乗車して出張で広島に向かう途上で起こった。 夜行の寝台列車、映画で見る程には情緒もロマンチックな風情も無い。狭いシングルのベッドで、俺は2段目を取った。一段目は二段目の乗客がトイレとかで乗降する度に、その気配で起こされてしまう。一度は乗ってみたい寝台列車だが、二度三度と乗りたいとは思わない。夜十時頃、名古屋を出発し、到着は翌朝の九時過ぎ。カタコト、カタコトと単調な響きを聞きながら、長い長い夜行列車の旅。 翌朝、六時前後に狭いベッドから夜行客は追い出され、一般乗車客と同じ直角椅子に座らさせられる。七時過ぎ頃から通勤客で列車はラッシュになる、八時を過ぎる頃から徐々に客は減り始める。立っている乗客の数もかなり減った頃、俺は寝台車のベッドで余り寝つかれなかった影響もあり、うとうとと半睡状態、だらしなくも太ももを広げて寝ていた。 そんな時半睡状態の時、俺の広げた太ももの内側に何かが入ってくるのだ。人の太ももが、俺の股間に入り込んで来る?大して混んでいないのに何で?俺は...
2024.02.22
2024.12.04
ショ-ト小説